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  • 2015.11.9

    組子工芸ワークショップを開催しました

    日本の伝統工芸をもっとたくさんの人に知って欲しい!

    そんな思いから、

    アオイでは11月8日長野県松本市にて初のワークショップイベントを開催いたしました。

    多くの方にお越しいただいて、代表も少し緊張気味で始まったワークショップですが、女性の参加者が多く、とても和やかなムードの中無事行うことができました。

     

    今回は基本的な組子の形、「六角麻の葉」「六角ツノ麻の葉」「雪の結晶」の

    三種類を制作いただきました。

    「雪の結晶」はお客様の声から生まれた新しい組子の形。

    「組子の六角って雪の結晶みたいですね」

    その一言から、組子をこの形に組むにはどうしたらできるのか・・・

    代表が考え悩んだ末に出来上がったものです。

     

    さてさて、ご挨拶から組子の歴史などを少々ご案内し、

    さっそく組子作りスタート!

    最初は木曽檜で出来たパーツだけを配り、皆さんが知恵を出し合って組み立てていく・・・

    IMG_2240-1   IMG_2242-1

    実は簡単そうに見えるこの組子細工、なかなか難しいのです。

    みなさん少々悪戦苦闘!!

    「出来ない!!」なんて少し涙目のお子様も・・・

    次は講師がヒントを出しながら進めていきます。

    すると、「アッわかった!」とそれぞれのテーブルで聞こえ始めました。

    組子はまるで木のパズル。

    コツを掴んだ皆さんはどんどん組み立てに成功!ようやく「やったー!」「これ楽しい~♪」なんて声が聞こえて、こちらもうれしい気持ちになりました。

    初めの組み立てから約2時間、全員無事に3つの組子を作りあげることができました!

    皆さん本当にお疲れ様でした。

     

    制作の後は、参加者の皆さんからたくさんの感想と助言をいただきました。

    改めて気づかされる事、新しく発見したことも多く、アオイにとってとても有意義な一日となりました。

     

    参加者の方からこんなお言葉を頂きました。

    「私は組子を今日初めて知りました。こんな素晴らしい伝統技術はもっとたくさんの人に知ってもらうべきです!埋もれさせてはいけません。もっともっと発信していくべきです。」

    輸入品や安価な建具におされ、一度は諦めかけた事もありました。

    でもこのお言葉で背中を押された気がしました。

    伝統工芸「組子」を絶やすことなく後世に伝えていく、

    その為に出来ることを考える事。

    その思いがより強くなった、心強いご意見でした。

    ご参加いただいた皆様、また、イベントを行うにあたりご尽力いただいた皆様、本当にありがとうございました。

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